- 事実無根のセールストークにご用心
- カシャーン産
- 高く売れるペルシャ絨毯をご紹介
- タブリーズ産
- クム産
同業の者として恥ずかしい限りですが、絨毯業者の中には情報優位を悪用し、情報弱者である一般消費者を手玉に取ろうと企む不心得者がいるのが現実。
傷みがあったりパイルが擦り切れたりしていて売物にならない中古のペルシャ絨毯を「アンティーク」「オールド」と称し、あたかも価値があるかの如くの説明を加えて販売している者がいるのです。
冷静に考えればわかるはずですが、本当に価値のあるアンティークのペルシャ絨毯が機械織の絨毯と同じような値段で買える訳がありません。
こうした不心得者は店舗を持たずネットオークションなどを通じて商売している無店舗業者に多いようで、ネットオークションにはアンティークと説明されたペルシャ絨毯がたくさん出品されているのですが、それらの中に本物のアンティークはまずありません。
コンディションのよい本物のアンティークのペルシャ絨毯は希少だからこそ、サザビーズやクリスティーズなどの一流オークション・ハウスでも高値で取引されているのです。
安物買いの銭失い」にならぬよう、冷静に思慮していただければと思います。
なお、最近「ストーンウォッシュ・ラグ」あるいは「ゼロパイル・ラグ」の商品名で販売されている絨毯を見かけるようになりました。
貴重なアンティーク絨毯を加工したアート作品らしいのですが、このようなものにアンティークの価値はもちろん、手織り絨毯としての価値さえありませんので、注意してください。
アンティーク・オールドになり得るペルシャ絨毯とは?
I需要と供給により成り立っているのが市場です。
絨毯に限らずモノの価値というのは、この重要と供給のバランスによって決まることは言うまでもありません。
需要が供給を上回れば価格は上昇し、反供給が需要を上回れば価格は下落する……これが市場原理であることに異を唱える人はいないでしょう。
事実無根のセールストークにご用心
世界にはアンティーク・オールド絨毯の愛好家や収集家がたくさんいます。
しかし、すべてのペルシャ絨毯が、やがて彼らの購買対象となり得る訳ではないことを知っておかなければなりません。
その多くは単なる消耗品となりゆく運命にあるのが現実ですから、「古くなれば価値が出る」などという販売員の言葉を鵜呑みにするのは禁物です。
使えば使うほど価値が出る」「いつでも買った値段で売れる」「家宝になる」「毎日土足で踏んでも数百年は使える」「手の小さな子供にしか織れない」「一生のうち一枚しか織れない」「同じデザインは世界に一枚」「虫に食われない」等々。
いくつかの絨毯屋を回った経験をお持ちなら、一度は耳にしたことがあるはずです。
すでにペルシャ絨毯をお持ちの方の中には、購入時に聞かされたであろうこうした話を信じて疑わない方が結構いらっしゃるのですが、これらの話は商品を売らんがために絨毯商がでっちあげた作り話にすぎません。
ペルシャ絨毯の中には古くなればアンティーク・オールドの価値が出るものもありますが、すべてのペルシャ絨毯がそうでないことは前項にて解説したとおりです。
つまり、いつでも買った値段で売れるペルシャ絨毯など、世界の収集家が垂涎するごく一部のアンティーク絨毯等を除けばあり得ない訳で、現代物のペルシャ絨毯のほとんどがそうはならないことは本ページを読み進んでいただいた方にはご理解いただけるでしょう。
当然、家宝になり得る品などそうそうあるものではない訳です。
もちろん道端で拾った小石であっても、それを家宝とするのは個人の勝手。
しかし社会通念上の家宝とは、その家に代々宝として伝えられる貴重で価値のある品のことで、俗的な言い方をすれば「高く売れるもの」のことです。
ペルシャ絨毯に限らず、いつでも購入した価格で買取ってもらえるものなど、ほとんど存在しないのが世の常ですから、いざというときに換金する、もしくは投機の対象とすることを目的にしているのなら、購入は控えた方が身のためでしょう。”
さて、アンティークのペルシャ絨毯が希少であることは事実なのですが、それでもパイルが擦り切れたり上下端が欠損したものであれば、欧米には考える以上に現存しています。
逆に言えば、良好な状態で残っているものというのはきわめて少ない訳で、それゆえ保存状態のよいアンティークのペルシャ絨毯は高値で取引されるのです。
100年少し前のものでさえこの有様なのですから、数百年も使えるなどというのがいかに非現実的な話であるかがおわかりいただけるでしょう。
そして、そんな非現実的な作り話の最たるものが、子供をネタにしたお涙頂戴系のもの。
曰く……子供たちは両親を楽にしたい一心で、灯りのない部屋でひたすらパイルを結ぶ……暗い場所での細かな作業が何年も続くため、織りあがったときには目が見えなくなっている……だから一生のうち一枚しか織れない……だそうです。
カシャーン産
一定のカラーで揃えたものが多い、カシャーン産。インテリアとして取り入れる際に候補に挙がりやすく、日本ではよく好まれる絨毯です。毛質にも定評があり、安心して使えるポピュラーな絨毯として親しまれています。シルク製のものの中には、非常に高額査定してもらえるものも。
相場~100,000円
イスファハン産
模様が細かい点が人気、イスファハン産。新しいものも買取可能ですが、50年~100年は経過している、オールドペルシャ絨毯はより高額査定になるので、古いからと迷わず、より高価な品物であると判断し、まずは査定へ。
相場~110,000円
高く売れるペルシャ絨毯をご紹介
ナイン産
高品質であり、手ごろな価格で手に入ることでも人気の高いナイン産。中央にアラベスク模様と、花のモチーフがあしらわれた一般的な柄パターンのものが人気。シルク製の経糸、もしくはシルクを含んだ経糸の絨毯はより高額査定してもらえることもあります。
相場~500,000円
タブリーズ産
タブリーズ産にしかない道具を用いた、緻密な織りが特徴のタブリーズ産。他の産地のものに比べると、少々シンプルで遠目で見た時に、落ち着いた雰囲気を醸し出すところが魅力とされています。稀に円型タイプもあり、こちらも買取可能。
相場~700,000円
クム産
綿密な織りが評価されている、クム産。最もポピュラーで親しみやすく、日本国内でも人気の高い絨毯です。ウール素材のもの、シルク素材のもので査定額に差が出ます。シルク素材のものであれば高額査定は確実です。
相場~750,000円
近所に絨毯を買取してもらえそうな店がない。そもそも、あんな大きな絨毯を店まで運ぶにはどうしたら?といった疑問点があるため、なかなか買取してもらう機会がないという方も多いのではないでしょうか。
ペルシャ絨毯は、宅配買取がおすすめです。本来であれば店舗へ持ち運んで買取してもらうことをイメージしがちだとは思いますが、宅配買取を選択すれば玄関先で渡すだけ。
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